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2006年2月19日 (日)

『ブリザードアクセル』 鈴木央

『ブリザードアクセル』 鈴木央 少年サンデーコミックス

 トリノにあわせてか、第四巻が発売されていました。
少女マンガでは時々見るけど(なんと云っても、槇村さとるが私をフィギュアの世界に誘ってくれたなあ…)、少年誌では、前代未聞では?
いや、本当に無かったかどうかは知らないけど、それくらいのインパクトがあるでしょう、芸術系のスポーツを取り上げるのって。

 だいたい、世間では、スケートリンクの閉鎖なども相次いで、スケート熱と云うものは昔と比べ物にならないくらいに冷えてきているものだと思っていました。
私が小学生の頃に通い詰めた、屋外型リンクもとうの昔に閉鎖されたし。
…そうか、『愛のアランフェス』が発表される以前から、私、スケート好きだったんだわ~(別マは中学生になってから読み始めたはずだ)。
運動音痴で、毎年スキー教室をさぼれないものかとくらーくなっていたものですが、スケートだけはなんとか人並みに滑れました。

ついでに、スケートリンクの食堂で、生まれて初めてカレーに添えられている福神漬けを食べて、美味しいと思いました。以来、これだけは食べられます、お漬物の中で(つまり、福神漬け以外は拒絶反応でございます)。
それほど、楽しい場所でしたね~。

 しかし、人気が下火になっていて、関西の有名なスケート倶楽部が練習場の確保すら困難な状況になっていたりするし。
この状況でフィギュアスケートの漫画を少年誌で描くというのは、女子フィギュアの一時的な人気によりかかったものか…と思ったんです。

 でも、作者の鈴木氏。もともとフィギュアスケートが好きだったようで。
だから、基本がわかっている感じ。
漫画にするためにいきなり勉強した場合は、そのスポーツの空気がつかめていない場合がありますし。
世間がどれほどの位置においているか、とか。技に関する困難度の認識とか。

 それに、取材協力に無良隆志さんの名前があって。
「おお~、元日本代表じゃないか~」と感動してしまいました。すごい人に協力を仰いでいるんだなあ。
取材姿勢が半端じゃないって気分。

 無良さんと云えば、三巻の156ページにも紹介されていましたけど、かつて、男子シングルとともに、伊藤さん(みどりではない)と組んでペアも滑っていた人なんですけど。
このペア、二十数年前のあるシーズンに、宇宙戦艦ヤマトの曲だけをつなげて使ったことがあるんですよね~。
しかも、その時のコスチュームは、オレンジを基調にしたものでスパンコールもばりばりだけど、確かに胸に矢印が!(笑)
いや、それより驚いたのが、NHKのアナウンサーが、「曲は宇宙戦艦ヤマトです」と云ったら、解説の、確か佐野稔氏が「ああ、だから矢印なんですね」と云ったこと。
…ヤマト、知っていたのね、佐野さん…。

その翌シーズン。
無良さんは日本代表として、シングルで世界大会に出まして、またヤマトの曲を使用されていました。今度は、全体じゃなくて一部だったと記憶しているけど。
『永遠に』の曲なんかが世界のリンクに流れたのよ~~~♪

 そんな訳で、ちと邪道な動機で無良さんが好きで。余計にこの漫画を贔屓してしまう(笑)。
いや、そんなのなくても、充分に面白いですけど。

そのスポーツのことを何も知らなかった少年が、めきめきと才能を発揮していく…というのは、少年漫画の王道的な展開だけど、『ライジングインパクト』の時の面白さが戻ってきたし。
最初の連載で大当たりを飛ばしたら、続かない場合もあるけど、この人もそのパターンだなあ…と、ライジングの次の格闘系の連載は追わなかったんです。
そしたら、ジャンプからサンデーにいつの間にか移っているんだらびっくりですよ。
なんか、編集部ともめたんか?

このパターンの方がいいよ、鈴木さん♪
「絶対無理だぜ(笑)」と思うような展開でも、はったりのきかせ方が上手いです~。

 それと、『ライジングインパクト』では無理だった「ラブコメ的展開」もナイスかも(笑)。

 一巻から三巻には、フィギュアスケートのジャンプの見分け方なども解説されていますから、これから女子フィギュアを楽しみたい方にはおすすめかも(笑)。
でも、はっきり云って、何度も見るしか見分ける術は無いんですけどね。
いまだに見分け、つかない種類の方が多い(汗)。

んで、四巻末には、ペアの技の採点表がついているんですよ~。マニアックすぎだ~(笑)。
しかし、ペアなのに、4回転ジャンプの点数までちゃんと規定されているのか。
…そんなに飛べたら、シングルやっているって(笑)。

 主人公の友人の、ものすごくバレエの素質のある男の子が、自分の素質とやりたい演目のギャップに悩んで、その二つをあわせられる可能性を求めてフィギュアに転向するんですけど。
その、きっかけとなった、サラエボ五輪のアイスダンス、イギリスのトーヴィル・ディーン組の「ボレロ」の演技、今でもビデオテープを大事に残しています~。
三倍速で録画したのが、かえすがえすも残念。
でも、84年当時は、テープが高かったんだよ~(泣)。

 と云うわけでもないんだが、一番好きなのは、『愛のアランフェス』のペアでも、浅田真央とか安藤美姫人気の女子シングル、本田くんが好きだった男子シングルでもなく、アイスダンスだ~。
つまり『白のファルーカ』大好きなんだわ~。こんなんでいいのか、締めは?(笑)

ああっ、しまった!
カテゴリーに、『アニメ・コミック』ってとこがあったのか。
ずっと漫画も『書籍・雑誌』にしていた。
…全部直すのは面倒だな~。
とりあえず、今回から(笑)。

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コメント

コメントありがとうございます~♪
小説の方も読んでくださっているんですね。ありがとうございます。
佐野さんのバック宙や、五十嵐さんのイーグル、懐かしいですね~。
「音楽を使うスポーツ」と云えば、フィギュアの他は、体操、新体操、確かスノボとかサーフィンもそうでしたっけ? 「採点方法が変更され」たのかどうか、不勉強で判りません、。すみません~。
「FIGHT!コスモタイガー」、かっこ良くて好きな曲ですわ~♪
そういえば、私も、高校の体育の創作ダンスで、「新コスモタイガー」と「ツンパのマーチ」を使った覚えが…(笑)。

投稿: くわはら智美 | 2006年2月20日 (月) 22時45分

はじめまして。よく小説拝見しているものです。(いつもありがとうございます。)
私も愛のアランフェス読んでました。ちなみにその後白のファルーカなんかも読みました。
そうそう、ヤマトの曲のフィギュアのTV中継みてました。解説でおなじみの佐野さんといえば昔氷上でバック宙をしていた記憶があります。
私は住んでいたのが田舎ゆえ、スキーはできてもスケートはめったにできませんでしたが、フィギュアは憧れのスポーツでした。
ちなみに私は最近採点方法が変更されたスポーツをしておりまして、やっぱり曲をかけるのですが、なにを隠そう、あの、FIGHT!コスモタイガーを無理やり短くつなげて録音して(時代を感じるカセットテープに!)使っておりました。
中学高校の大会では何名か同じような方々がいらっしゃいました。ヤマト以外ではルパンなんかもありましたが・・・。

投稿: 地球人 | 2006年2月19日 (日) 18時02分

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